薄毛にはコラーゲンが重要!?薄毛を食い止める方法とは?

男性の頭皮ケア

薄毛になる原因に、コラーゲンの減少があることをご存知ですか?頭皮の毛包にはコラーゲンが存在し、毛包幹細胞で髪の毛がつくられるのを保護しています。そのコラーゲンが年齢とともに減少し、毛包が小さくなっていくことが、老化による薄毛の原因です。そのまま放置すると、毛包はすっかりなくなり、髪の毛が生えてこなくなります。そうなる前に、頭皮のコラーゲンの減少を阻止することが重要です。ここでは、薄毛対策として毛包のコラーゲンを守る方法をご紹介します。

薄毛の原因はコラーゲンの減少

コラーゲンは、皮膚のハリや弾力に必要な成分として有名ですが、髪の毛の成長にも重要な役割をしています。

コラーゲンにはいろいろある

コラーゲンは、皮膚、血管、筋肉、骨、関節など、体のあらゆるところに存在し、その種類は約30種類といわれています。コラーゲンは各組織の強度や弾力性を高め、刺激や衝撃から守る働きをしており、頭皮の毛包には17型コラーゲンが存在しています。

毛包幹細胞を守る17型コラーゲン

17型コラーゲンは、髪の毛をつくる毛包幹細胞を包み、その働きを助けています。毛包幹細胞が未熟な時は、頭皮の基底膜と結合し、しっかり成長するまでつなぎ留めておきます。17型コラーゲンが十分存在していれば、細胞分裂が活発におこなわれ髪の毛も正常に成長、生え変わりもスムーズにいき、抜け毛も起こりにくくなるわけです。

17型コラーゲンは老化で減少していく

残念なことに、ほかの組織にあるコラーゲンと同様、17型コラーゲンも年齢とともにつくられる量が減っていきます。そのため、毛包幹細胞が成長するまでつなぎ留めておくことが難しくなります。

17型コラーゲン減少と薄毛の関係

次に、17型コラーゲンと薄毛になるメカニズムを見ていきましょう。

毛包幹細胞の修復酵素がコラーゲンを減らす

17型コラーゲンは、年齢とともに減少しますが、ほかにも細胞分裂の際に傷ついたDNAを修復するための酵素「好中球エラスターゼ」が、DNAの修復と同時に17型コラーゲンを分解してしまうことも原因です。若い時はDNAが傷ついても修復が早いですが、年齢とともに修復するのに時間がかかり、酵素の力がより必要になってきます。そのため、17型コラーゲンの分解も進み、どんどん減少していってしまうのです。

毛包が小さくなり最後は消失する

毛包内から17型コラーゲンが減少すると、毛包幹細胞をつなぎ留められず、細胞分裂で髪の毛を成長させる前に、髪の毛は抜け出てしまいます。それをくり返しながら、毛包幹細胞は上に押し出され、だんだんと毛包が小さくなり最後にはなくなってしまうのです。これが、老化により薄毛になるメカニズムです。

17型コラーゲンを残すには?

17型コラーゲンの重要性が分かったところで、増やすにはどうすればよいのかが気になると思います。しかし、なくなってしまったコラーゲンを増やすことは難しいようです。そのため、今ある17型コラーゲンをいかに維持するか、が薄毛対策のポイントになります。

17型コラーゲンの減少を阻止する

今ある17型コラーゲンを維持するためには、食べ物で補うことから始めましょう。コラーゲンはタンパク質の一種で、アミノ酸が結合してつくられます。フカヒレや手羽先など、コラーゲンを多く含む食品も良いですが、どちらにしても体内で一度アミノ酸に分解されます。そのため、コラーゲンを多く含む食品にこだわらず、アミノ酸バランスの良いタンパク質を摂るのも良い方法です。牛肉赤身、豚肉、かつお、あじ、しじみなど肉類や魚介類、ほかにも卵、牛乳など動物性たんぱく質は、必須アミノ酸を多く含んでいるのでおすすめです。肉類は、脂質が多いものもあるので、脂肪の摂り過ぎには注意が必要です。

17型コラーゲンのサプリはない

コラーゲンならサプリで補給できるのでは?とも思いますが、サプリを摂ってもそれがそのままコラーゲンになる訳ではありません。また、17型コラーゲンのサプリは存在しません。そのため、17型コラーゲンを維持するには、コラーゲンのもとになる良質タンパク質を摂ることが近道になります。

ビタミンCを積極的に摂取する

タンパク質だけ摂っても効率よくコラーゲンはつくられません。体内でアミノ酸からコラーゲンを合成するには、ビタミンCが必要です。ビタミンCが不足していると、コラーゲンの合成もうまくいかなくなります。ビタミンCは、時間とともに血中濃度が低下し、体外に排出されていきます。そのため、毎食ビタミンCを摂ることが理想です。

活性酸素を減らす生活を

食べ物のほかに気をつけたいのは、活性酸素です。活性酸素はある程度、体に必要なものですが、増え過ぎると健康な細胞も傷つけ、さまざまな病気の原因になります。本来、活性酸素が増えるとSODという酵素が除去してくれますが、年齢とともにSODの活性が下がるため、年をとると体内の活性酸素が増えてしまうのです。そして、SODの代わりにアミノ酸やビタミンCが動員されていきます。そのため、17型コラーゲンの合成力が下がり、髪の毛の成長にも影響を与えるのです。活性酸素の増える原因は、老化のほかにも、ストレス、紫外線、喫煙、大気汚染、多量飲酒、過度な運動負荷などがあります。薄毛を防ぐには、これらの原因の除去も必要になってきます。

17型コラーゲンを維持し毛包を守ろう!

17型コラーゲンがいかに髪の毛に大切な成分であるか、そして老化による薄毛の原因が解明されたことは朗報です。若いころから、この17型コラーゲンを減らさないよう意識していくことが、将来的な薄毛予防につながっていきます。すでに薄毛が気になっている人は、今ある17型コラーゲンを減らさないようにケアすることが大切です。食生活の工夫のほか、活性酸素を増やさない生活をぜひ心がけていきましょう。

2019.12.23
[ライター] 薄毛治療ナビ編集部

薄毛治療ナビ編集部では、ドクターや医療関係者、ユーザーからいただいた薄毛に関わる様々な情報を調査・収集して提供しています。

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