生え際の薄毛は進行しやすい!早期発見・早期対策を

男性の頭皮ケア
NEW

薄毛は頭頂部だけでなく、おでこの生え際も危険ゾーンです。生え際は前髪があるため、分かりにくかったり、毎日鏡を見ていると変化が分かりづらく、気づいたらかなり進行していた、ということも多くあります。生え際は頭頂部より育毛が難しいため、早めに対策したいものです。ここでは、生え際が薄毛になる原因や、早期発見、そして対策について解説していきます。

生え際の薄毛の2タイプ

生え際の薄毛には、2タイプあります。まずは、その特徴を見てみましょう。

M字型

おでこの生え際の中央部分はそのままで、両側の剃り込みの部分が薄くなっていきます。おでこがアルファベットの「M」字のように後退していくのが特徴で、日本人にいちばん多い薄毛のタイプです。おでこの中央部分は髪の毛が残っているため、薄毛に気づきにくい傾向があります。

U字型

おでこの生え際が全体的に薄くなっていきます。アルファベットの「U」字を逆にした形で進行していくのが特徴です。初期は分かりづらいですが、進行するとどんどんおでこが広くなり、他人の視線も感じやすく、精神的にナイーブになりがちです。髪型や帽子で隠しづらい部分でもあり、目立ちやすい薄毛タイプと言えます。

生え際が薄毛になる原因は?

では、生え際はなぜ薄毛になりやすいのでしょうか?

男性ホルモンの影響

生え際の薄毛も頭頂部と同様、男性ホルモンの影響によるAGA(男性脱毛症)がほとんどです。
頭皮には、酵素「5αリダクターゼ」が存在し、男性ホルモン「テストステロン」に作用し「DHT(ジヒドロテストステロン)」を生成します。また、頭皮にはDHTの受容体があり、受容体とDHTが結合すると、髪の毛をつくる毛母細胞の働きを阻害するため、薄毛につながります。受容体は頭頂部と、生え際に多く存在するため、この部分の薄毛が起きやすいのです。

眼精疲労によるもの

目の疲れでまさか薄毛なんて、と思いますが、実は深く関係があります。長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用は、思った以上に目を疲労させます。目の動きは、頭皮の筋肉である前頭筋、側頭筋と連動しています。目が疲れると、おでこにある前頭筋、こめかみ周辺の側頭筋がコリやすくなり、血行が悪くなります。頭皮の筋肉の血流が低下すると、髪を成長させる毛包の栄養状態が低下し、抜け毛、さらに薄毛になりやすくなるのです。

食生活の乱れによる栄養不足

インスタント食品やファストフードの多用、食べ過ぎなど、偏った食生活をしていると、髪の毛の成長に必要な栄養素の絶対的不足に陥ります。そのため、髪の毛が成長できず、ヘアサイクルも乱れ薄毛引き起こされます。さらに、脂質や糖質の摂取オーバーになると、皮脂分泌が増えることで炎症など、毛穴のトラブルが起きやすくなり、抜け毛の促進につながります。

ストレスによる血行不良

ストレスを受けると、体が緊張状態になり、血管が収縮するため血行が悪くなります。血行不良が頭皮で起こると毛包に栄養を送れず、髪の毛の成長を妨げ抜け毛が増え、薄毛になります。

パーマやカラーリングの薬剤による頭皮のダメージ

パーマやカラーリングを頻回におこなうと、薬剤により頭皮がダメージを受け炎症を起こしたり、毛穴のつまりやフケの増加など、頭皮のトラブルが起きやすくなります。頭皮トラブルは、頭皮のターンオーバーや、ヘアサイクルを乱し、抜け毛や薄毛を誘発します。

生え際の育毛は難しい

薄毛はすぐにでも改善したいですが、生え際が薄毛になると、頭頂部より育毛が難しいと言われているのです。

抜け毛を起こす酵素は生え際に多い

頭皮に存在する酵素、5αリダクターゼですが、頭頂部より生え際に多く存在し、その量はなんと頭頂部の2倍と言われています。そのため、生え際の薄毛は進行しやすく、早めの対策が必要になるのです。

血管があまり存在しない

生え際は血管があまり存在しないため、もともと栄養不足が起こりやすい部位です。そのため、眼精疲労やストレスなどで血行不良になると、極度な栄養不足に陥りやすく回復が難しくなります。

皮膚がコリやすい

生え際は、おでこの前頭筋、こめかみ周囲の側頭筋とリンクしているため、目の疲れなどでこれらの筋肉のコリや血行不良が起きると、ダイレクトに影響を受けてしまいます。

自分の生え際を把握しよう

まずは、生え際をチェックし、薄毛の状態を把握しましょう。チェック方法は次の通りです。

おでこが後退していないか

  • ●M字型の場合:前髪を上げ、生え際が直線か、剃り込みの部分が後退していないか確認します。眉毛から剃り込みの部分までが、6cm以上の場合、M字薄毛が進行していると考えられます。
  • ●U字型の場合:前髪を上げ、片方の手の小指を眉毛のラインにあてます。おでこが指3本分の広さなら、まだ薄毛の心配はないでしょう。指3本ですき間があると、U字型薄毛の進行が考えられます。

おでこの広さ、指の太さは個人差があるため、これはあくまでも目安です。今チェックした状態を基本とし、今後の進行状態をチェックしていくと良いでしょう。

頭皮のコリがないか

頭皮にコリがあると、血行不良の状態だと言えます。指で頭皮を前後、左右に動かしてみてください。スムーズに動けば健康、カチカチで硬さを感じれば凝っている状態です。

抜け毛が増えていないか

通常、髪の毛は1日に100本ほどは抜けていきます。しかし、知らないうちに抜け毛が増えていることもあります。髪をとかした時、シャンプーの時、起床後の枕などに抜け毛が増えていないかチェックして見ましょう。以前より増えたと感じたら、生え際をよく確認してください。

抜ける毛が細くなっていないか

抜けた髪の毛が細くなってはいませんか?実際は抜け毛が増えていても、健康な髪の毛が少ないと、抜け毛の量が増えていないような錯覚に陥ります。細い髪の毛が増えるのは、毛包が縮みはじめ、髪の毛が成長できずヘアサイクルが短くなっている状態です。

生え際の薄毛を予防するには

生え際のチェックをしたら、状態に合わせて対策を取っていきましょう。生え際は育毛が難しい部位のため、薄毛予防には早めの対策がとても重要です。薄毛の予防、そして進行を食い止めるためには、次のような対策を検討してみてください。

栄養バランスの取れた食事

まずは、食生活の見直しです。髪の毛の成長に欠かせないタンパク質、亜鉛、ビタミンを意識して摂るようにします。また、間食や夜食、食べ過ぎなどを避け、カロリーオーバーにも注意しましょう。肥満はメタボや生活習慣病につながり、薄毛を誘発する原因にもなります。

生活習慣の改善

次に、生活習慣全体を見直しましょう。不規則な生活は、自律神経のバランスを崩し、血管の収縮や血行不良を起こし、薄毛につながります。ほかにも、次のことに注意してください。

  • ・ストレスをためない
  • ・質の良い睡眠を十分とる
  • ・パソコンやスマホの長時間使用を避ける
  • ・禁煙する
  • ・習慣的な飲酒を避ける

薄毛の予防には、頭皮の血行不良を改善させることが大切です。ストレスを減らし、体をリラックスさせる習慣を心がけましょう。

育毛剤の利用

育毛剤は、頭皮の血行促進、毛母細胞を活性化させる成分などが含まれています。1日に1~2回、頭皮になじませるように使用してみてください。頭皮がやわらかくなる入浴後に使うと、浸透が良く効果的です。育毛剤を使っても、効果が現れるまで最低でも1ヶ月はかかります。毎日コツコツと使い続けることが大切です。

ヘッドマッサージ

薄毛の予防には、頭皮の血行を改善することがポイントですが、頭皮をマッサージすることで、血行の改善が期待できます。育毛剤を使った後におこなうと効果的です。

クリニックの受診

気づいた時にはかなり進行していた、という場合は、迷わず皮膚科やクリニックを受診しましょう。生え際の薄毛は育毛が困難で進行も早いため、医療機関で診断を受け、発毛効果のある薬の処方など、適切な治療を受けることをおすすめします。

生え際は早期発見を心がけ早めの対策を!

生え際の薄毛は回復が難しいため、早めの発見と対策が重要です。生え際や抜け毛の様子に違和感を少しでも持ったら、生え際チェックをしてみてください。1日も早く対策を取ることが、薄毛の予防、そして薄毛を食い止めることにつながります。

2019.11.25
[ライター] 薄毛治療ナビ編集部

薄毛治療ナビ編集部では、ドクターや医療関係者、ユーザーからいただいた薄毛に関わる様々な情報を調査・収集して提供しています。

関連する記事