ホルモンバランスが薄毛の原因!?どんな対策があるの?

薄毛というと男性の悩みというイメージがありますが、実は女性にも多い悩みの1つです。
女性の薄毛の原因はホルモンバランスの乱れであることが多く、産後や更年期、生活の乱れによって起こります。
ホルモンバランスを整えるには生活習慣の改善が欠かせません。
食事や睡眠の習慣を見直し、健やかな髪を育てましょう。
女性の薄毛はホルモンバランスの乱れから起こることが多い
女性の中には、産後や、年齢を重ねることで薄毛に悩む方がいます。
これらの薄毛の原因は女性ホルモンのバランスの乱れであることが多いです。
女性ホルモンのうち、「エストロゲン」というホルモンは、女性らしさに関わる作用を持っていて、肌や髪のツヤを良くしてくれます。
産後や、年齢を重ねてエストロゲンの分泌が減ると、この作用が弱くなります。
その結果、髪質が変化して細くなってしまったり、ボリュームが少なくなったりします。
他にエストロゲンが減少する原因は次のようなものがあります
- ・食生活の乱れ
- ・ストレス
女性の薄毛には病気が隠れていることも
一方で、女性の薄毛のすべてが、ホルモンバランスの乱れによって起こるわけではありません。
貧血や、全身疾患が原因の脱毛もありますので、安易に自己判断せず、医師の診察を受けることも大切です。
ホルモンバランスの乱れによる薄毛には、生活改善が大切
エストロゲンが減少することで起こる薄毛は、生活習慣の見直しによって改善する可能性があります。
具体的にどのような生活改善をしたらいいのかをみていきましょう。
大豆イソフラボンを摂取する
大豆イソフラボンは、エストロゲンによく似た構造をしています。
この似た構造のおかげで、大豆イソフラボンは私たちの体の中でエストロゲンと同じように働くことが出来ます。
ですから、大豆製品を食べることで、女性の薄毛を改善する効果が期待できます。
しかし、エストロゲンや大豆イソフラボンが体の中にあまりに多く存在すると、乳がんなどの病気の発症リスクが上昇します。
ですから、やみくもに摂取すればいいというわけではなく、量を守って摂取することが大切です。
内閣府に設置されている「食品安全委員会」では、大豆イソフラボンの1日摂取量の上限を70~75mgと設定しています。
しかし、私たちが毎日食べる味噌や醤油も大豆から作られているため、これらの量も加味して大豆イソフラボンを摂取しなければなりません。
そのため、食品安全委員会では、上乗せして摂取する量は1日あたり30mgと設定しています。
今の生活に追加で大豆食品やサプリメントをとる場合には、1日30mgを超えないように注意しましょう。
大豆製品100gにどれだけの大豆イソフラボンが含まれるかを紹介するので、参考にしてみてください。
- ・もめん豆腐:32~56mg
- ・きぬごし豆腐:26~61mg
- ・大豆:161.4~352.0mg
- ・味噌:19.6~92.6mg
- ・醤油:0.7~1.4mg
良質な睡眠でストレス解消
睡眠は脳を休ませることでストレスを解消させる効果があります。
毎日しっかりと睡眠をとることが大切です。
- ・寝る1時間前からパソコンやスマートフォン、テレビなどのブルーライトを浴びないようにする。
- ・朝起きたら日光を浴びて、体内時計をリセットする。
- ・週末に寝だめをするのではなく、毎日同じ時間に就寝、起床する。
これらの生活習慣を意識し、睡眠の質を改善させましょう。
まとめ
女性の薄毛の原因は、ホルモンバランスの乱れによるものが多いです。
エストロゲンが減少することで、髪のハリやボリュームが減ってしまいます。
ホルモンバランスが乱れる原因は、産後や年齢を重ねることはもちろん、ストレスや食生活の乱れによっても起こります。
大豆イソフラボンは体の中でエストロゲンと同じように働くことが出来るので、量を守って積極的に摂取しましょう。
また、良質な睡眠によってストレス解消が出来るので、よい睡眠の習慣を心がけてくださいね。

[ライター] 薄毛治療ナビ編集部
薄毛治療ナビ編集部では、ドクターや医療関係者、ユーザーからいただいた薄毛に関わる様々な情報を調査・収集して提供しています。