禁煙には髪の悩みを解決する効果があるか

男性なら誰もが気にする薄毛。
その原因は様々ですが、その中の一つに喫煙が関係しています。
もし、薄毛の悩みが禁煙することによって解決するとしたら?
きっと禁煙への意欲もわく事でしょう。
ここでは禁煙する事で、髪の問題にどういった効果があるのかをお話いたします。
タバコと髪の関係を理解する事で、薄毛の問題解決に繋げていきましょう。
タバコと薄毛、3つの関係
血行不良
頭皮には至るところに毛細血管があり、髪はそこから栄養を受け取っています。
タバコを吸うと、ニコチンの影響で血管が収縮し縮まるので、頭皮の毛細血管も血行が悪くなり栄養を含んだ血液が全体に行き渡らなくなります。
すると毛根はしっかりと栄養を受け取れなくなり、栄養不足になってしまうのです。
ビタミン不足
髪や頭皮にとってビタミンはとても重要な栄養素です。
中でも大切なのはビタミンA・B・C・Eですが、タバコに含まれるニコチンは頭皮に栄養を届けやすくするビタミンCを破壊し、頭皮の血流を改善し頭皮環境を整える効果があるビタミンEの吸収を阻害してしまいます。
悪玉コレステロール
アミノ酸の一種であるメチオニンは髪を育てるのに欠かせない栄養素です。
身体の中に悪玉コレステロールが増えると、その対抗策としてタウリンを生成しますが、その時にメチオニンを使うことになります。
余分なところでメチオニンを使う事で、髪を育てづらくなってしまうのも薄毛の原因となります。
禁煙は薄毛に効果あり?
血流改善
禁煙する事で血行不良が改善すると、頭皮の毛細血管に栄養が行き渡り頭皮環境が整いやすくなります。
すると髪の成長が正常なサイクルに改善される為、抜け毛を抑える効果が期待できます。
ビタミン消費を抑える
喫煙によりビタミンを破壊・消費する原因は活性酸素にあります。
ニコチンなどの有害物質が体内に取り込まれると活性酸素が生成されますが、この時にビタミンが消費されます。
禁煙する事で活性酸素の生成を抑える事で、ビタミンの消費を抑える事ができ、さらにビタミンCの破壊も防ぐ事が出来ます。
すると髪に栄養が届きやすく、髪が育ちやすい環境を作ってくれます。
薄毛の原因はタバコだけではない!
喫煙は薄毛の原因となりやすい為、禁煙は薄毛の改善に効果があると言えるでしょう。
しかし、髪が抜ける原因はなにも喫煙だけではありません。
例えば、遺伝など先天的な原因によるものや、食生活の乱れ、睡眠不足なども髪が抜けやすくなる原因です。
禁煙が髪に悩む全ての人に効果があるわけではありませんが、禁煙して頭皮環境を整える事は、髪を育て、抜け毛を抑えるために最低限必要な対策だとも言えます。
まとめ
タバコには髪が育ちにくくする原因が多くあるので、禁煙する事で薄毛を解決する効果があると言えるでしょう。
もちろん、禁煙が髪の悩み全てに効果がある訳ではありませんが、「抜け毛を減らしたい」、「髪を育てたい」と悩んでいるのなら、まずは禁煙から始めてみてはいかがでしょうか?

[ライター] 薄毛治療ナビ編集部
薄毛治療ナビ編集部では、ドクターや医療関係者、ユーザーからいただいた薄毛に関わる様々な情報を調査・収集して提供しています。