古代ギリシャのころから行なわれていた?AGA治療の深い歴史

AGA治療

AGA治療のAGAは「Androgenetic Alopecia(男性型脱毛症)」を意味していますが、最初に、AGAの治療が行われたのは、何と紀元前400年の古代ギリシャだと言われています。

当時からAGAの原因となっているのは、男性の性器である睾丸だと考えられていました。というのも、当時のギリシャでは去勢が行われており、そうした男性に薄毛が少なかったからでした。

これは、あながち間違いではありません。というのも、実際に薄毛を引き起こす大きな要因の一つに男性ホルモンが関係していることが20世紀に入って分かったからです。

筋肉を造ったり、攻撃的な性質を生み出したりする男性ホルモンは、髪の毛の脱毛を促進させる働きももっています。

1997年のアメリカで最初のAGA治療のための薬が開発

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科学的な視点からAGAについて発表されたのは、第二次世界大戦前のアメリカで、ハミルトンという医師が男性ホルモンを調査していて、薄毛は遺伝的なものであるということを発見したことが始まりまでした。

これは後に、女性が持つX染色体が男性ホルモンに関係していることが判明し、証明されています。

こうした研究が重ねられ、やっと1997年のアメリカで最初のAGA治療のための薬が造られました。

それが発毛効果のある「プロペシア」を含んだ「フィナステリド」です。

元々は前立腺肥大の薬として開発されたものですが、使用した人の副作用として増毛効果が確認されたことから、AGAの治療に用いられるようになりました。

AGA治療の方法を知ることが大切

現在、日本でのAGA治療に用いられている薬は、皮脂腺の活動を抑制し、脱毛を防ぐ効果がある「フィナステリド(プロペシア)」と、毛根付近の毛細血管の拡張などを促進させて毛乳頭細胞の活動を活発にする働きがある「ミノキシジル」です。

ミノキシジルは、元々は高血圧用の薬として開発されたものでした。

多くのAGA治療では、この2つの薬を併用して服用、あるいは外用することで脱毛を抑制し、発毛を増進させます。つまり脱毛を防ぎつつ、育てるというわけです。

AGA治療は医療行為ですから、治療に用いられる薬剤は、他の薬と同様に発売されるまでに数多くの臨床実験が行われています。そのため、今、AGA治療で使用されている薬は、数多くの治験などを経てきたということになります。

しかし薬ですから、メリットもある反面副作用が生じる場合がありますし、薄毛の原因が別の理由である場合などには効果が見られないこともあります。

ですから、そうしたことを知った上で治療を受けることが大切です。

2015.10.08
[ライター] T・S(45歳・男性)

フリーライター。東京や大阪等の主要出版社、新聞社、編集プロダクションなどの取材依頼から執筆、編集まで幅広く行っている。専門分野は医療を中心に環境関係など。経営者や病院長等へのインタビュー等も多く、様々な切り口の記事が持ち味。

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