毛根でわかる!?抜け毛の原因

薄毛・発毛基礎知識

抜け毛の原因はいろいろあり、ストレスや食生活、またはAGAなどの病気も考えられますよね。

こうした原因をセルフチェックで探るポイントとして、「抜け毛の毛根」が参考になります。

今回は毛根の状態からどのような症状が起こっているのか、対策はあるのかなどをご紹介していきます。

正常に抜けた髪の毛の毛根は硬く太い引っ掛かりのある形

まずは、どのように脱毛することが自然で健康的なのかを確認していきましょう。

寿命が来た髪は、髪が抜けないように支えていた根鞘 (毛を引き抜いた時に見られる柔らかく半透明の白いかたまり)が角化、退縮し、毛球が毛母細胞から離れていきます。つまり髪が抜ける状態です。

髪は寿命が来て角化するまで約2~3週間、角化してから実際に抜けるまで約3~4ヶ月毛穴に留まり、毛母細胞は新たな幹細胞を得て、次の発毛に備えるようになります。このため、抜けた毛根は硬く太い引っ掛かりのある形になっています。

寿命の短い毛根の特徴

AGAなどホルモンの関係や、栄養不足で成長期が短くなり毛球が大きく育たなかった場合の毛根は、寿命が短くなってしまい、自然の脱毛サイクルよりも早く抜け毛が起こる可能性があります。

こうした寿命の短い毛根の特徴として、毛先が先細りしている点があげられます。また、何らかの影響で栄養がストップしてしまったり、自己免疫で周辺の細胞が攻撃されて脱毛してしまった場合、形が歪んだり、毛根の先が割れてしまったりすることもあります。
逆に、「感嘆符毛」といわれる先が太くて根元が細くなるケースも見られます。

このように、少しでも髪の毛に違和感がある場合は、髪の栄養状態や免疫などに問題がある可能性が考えられます。日頃から状態チェックをしておくと良いでしょう。

毛根に付着物がある場合も要注意

img06

毛根に白い付着物がある

人の体は、脂分などを多く取りすぎた場合、余分なものは体外に排出されます。頭皮の場合は、皮脂などとともに排出されます。よく毛根に白い付着物がついているという方は、「脂漏性脱毛症」という頭皮に脂が多い状態になっているサインです。

もしこうした付着物が多い場合は、食生活を見直すように心がけましょう。肉などの動物性タンパク質を多く摂取しているという方は、納豆などの植物性タンパク質に切り替えるといいでしょう。

毛根にしっぽのようなものがついている

毛根についたしっぽのようなもの、これは粃糠性(ひこうせい)脱毛症に多く見られます。全体に広がり重症化するのは希ですが、皮膚のバリア機能が低下し、頭皮の代謝異常が起こっている場合が多いので注意が必要です。
原因としては、シャンプーやコンディショナー、整髪料などが充分にすすぎ流されていない場合や、洗いすぎによって頭皮の常在菌のバランスが乱れている場合があります。

そのため、粃糠性脱毛症の場合は、頭皮を正常化する必要があります。シャンプーなどをしっかり流すことはもちろん、必要以上に整髪料をつけないなど、頭皮を清潔に保つと良いでしょう。また、マッサージなどをして頭皮を休めるのも効果的です。

今回ご紹介したのはあくまでも一例ですが、頭皮や毛髪、毛根は、栄養やホルモンバランス、生活習慣などのからだの健康のバロメーターにもなります。生活を見直す1つの目安として、日頃からセルフチェックをすると良いかもしれませんね。

2016.02.04
[ライター] T・S(45歳・男性)

フリーライター。東京や大阪等の主要出版社、新聞社、編集プロダクションなどの取材依頼から執筆、編集まで幅広く行っている。専門分野は医療を中心に環境関係など。経営者や病院長等へのインタビュー等も多く、様々な切り口の記事が持ち味。

関連する記事